交通事故で
起こりやすいケガ

「交通事故に遭ったけど、大したことがなさそうでよかった」と安心しきっていませんか？
交通事故によるケガを軽く考えていると、あとからつらい症状に悩まされてしまうかもしれません。

●交通事故のケガを放置するリスク

たとえば、交通事故で起こるむちうちは、事故直後に自覚症状がなく、数日たって頭痛や吐き気、首の痛みなどをもたらすことがあります。
事故の大小や自覚症状の有無にかかわらず、交通事故に遭ったら早めに医療機関で検査を受けましょう。

●当院のサポート体制

交通事故に対する施術を受けられるのは、医療機関だけではありません。
整骨院・接骨院でも、交通事故のケガに対する施術を受けられます。

しかし、どの整骨院・接骨院を選ぶかは非常に大切です。
なぜなら、すべての院が交通事故施術に精通しているとは限らないためです。

当院は物理療法機器が充実しており、さまざまな交通事故のケガに対応できる体制を整えています。
なにか困っていることがあれば、お気軽にご相談ください。

乗車中の追突事故では、狭い車内に身体を打ちつけたりして、次のようなケガをすることがあります。

●むちうち（頚椎捻挫）

むちうちとは、衝突された弾みで首がむちのようにしなることで起こる症状の総称です。
首の痛みや手のしびれ、耳鳴り、倦怠感、吐き気などをともなうことがあります。

●脊髄損傷

脊髄は背骨の中を通る中枢神経です。
脳とつながっており、脳からの指令を身体の各部へ伝えています。
追突事故の衝撃で背骨の脱臼や骨折が起こると、その中の脊髄も損傷し、麻痺やしびれなど運動・知覚の障害が出ることがあります。

●ハンドル外傷

ハンドル外傷とは、衝突の衝撃で身体が前に投げ出されてしまい、胸や上腹のあたりをハンドルで打撲するケガです。
シートベルトやエアバックの普及によって受傷しにくくなっていますが、もしハンドルに強く身体をぶつけた場合は肋骨骨折や心大血管損傷、肝損傷などを負う可能性もあります。

●ダッシュボード外傷

事故の衝撃で運転席や助手席の方がダッシュボードに膝を打ち付け、その結果生じてしまった外傷です。
股関節の脱臼や骨折、膝関節の骨折、後十字靱帯の損傷などが起きる可能性があります。

●打撲・挫傷

ハンドルやダッシュボード以外にも、ドアやガラス、ヘッドレスト、車内の荷物などに身体をぶつけ、頭や顔、肘、指などを打撲・挫傷することがあります。

●筋断裂

急激な衝撃によって筋肉が強く引っ張られてしまうと、筋肉の一部が断裂することがあります。

接触事故では、物だけでなく、人や自転車、バイクなどと車が激しくぶつかるケースもあり、車同士の事故よりも被害者が重いケガを負うリスクがあります。

●骨折

骨折は、骨の強度以上の外力が加わることで、骨にひびが入ったり、完全に折れたりするケガです。
部位や程度はさまざまですが、重度のものは後遺症が残ることがあります。

●打撲

打撲とは、筋肉や血管のケガです。
車のボンネットやサイドミラー、壁、地面などに身体の一部をぶつけることがおもな原因です。

●捻挫

予想外の方向から衝撃を受けて関節が不自然な方向に曲がると、首や腰、手首、足首などを捻挫することがあります。

●筋挫傷（肉離れ）

車と接触した際、なんとか転ばないように踏ん張ろうとした結果、太ももやふくらはぎの筋肉に急激な負荷が加わり、筋挫傷（肉離れ）を起こすことがあります。

●擦過傷

歩行中や自転車乗車中に車と接触すると、体勢を崩して転んでしまい、 硬い道路のアスファルトや塀で身体を擦り、すり傷が生じることがあります。

バイクはシートベルトもなく、ライダーの両足によって車体を支えているため、事故の拍子にバイクから投げ出されたり、バイクの下敷きになったりして大ケガを負うこともあるのです。

●骨折

バイク走行中に事故に遭うと身体にダイレクトな衝撃が加わるため、その負荷に耐えきれず、骨にヒビが入ったり、折れたりすることがあります。

●打撲

事故の衝撃でバイクから投げ出されてしまうと、壁や地面、ガードレールなどに身体を打ちつけ、さまざまな部位を打撲する可能性があります。

●捻挫

横倒れしそうなバイクを支えるために踏ん張ろうとして、足首を捻挫することがあります。
また、首や腰なども事故の衝撃による影響を受けやすく、捻挫しやすい部位です。

●顎のケガ

バイクの転倒事故では、顎を強打して顎骨が砕けてしまうことがあります。
とくに、オープンフェイスやジェットタイプのヘルメットでは顎までカバーできないため、事故の際に顎をケガするリスクが高まります。

●肉離れ

バイクはふたつのタイヤで構成されているため、車体そのものは自立できない構造です。
事故の衝撃で倒れそうになったバイクを支えようと足で強く踏ん張った結果、筋肉の強度以上の負荷が加わり、肉離れを起こすことがあります。

●筋挫傷

筋挫傷とは、筋肉が傷ついているケガです。
事故の衝撃で強い負荷が加わったり、筋肉が急激に引き伸ばされたりすると、筋肉が傷つき、内出血を起こすことがあります。

当院では、多角的なアプローチによってケガと向き合います。

●ハイボルト療法

ハイボルト療法とは、高電圧によって深部を刺激し、筋肉や損傷組織の修復機能にはたらきかける施術です。
痛みを伝える神経を一時的にブロックする作用もあり、「ピンポイントで痛みが続く」「腰の奥が痛い」など、おもに慢性期で神経痛がある場合に行います。

●超音波・マイクロカレント

炎症が生じている急性期は、身体を刺激しにくい超音波やマイクロカレントを行います。

超音波：微細な振動によって細胞間の組織液の循環を促し、炎症の悪化を防ぎます。
マイクロカレント：元々体内に流れている生体電流と似た弱い電流を流し、痛みの緩和や組織の治癒力向上をサポートします。

また、身体の状態に応じて、干渉波や手技を取り入れることもあります。

●ストレッチ

患部の固定や痛みによって身体を動かせない状態が続いたりすると、関節や筋肉の動きが悪くなり、リハビリに時間を要します。
そうならないためにも、身体の状態をみながら無理のない範囲でストレッチを取り入れ、身体の柔軟性を保ちます。

●固定療法

交通事故によるケガでは、テーピングが有効なケースもあります。
たとえば、腰に違和感があるようであれば、キネシオロジーテープを使って患部への負担を軽減します。

整骨院・接骨院によって、行える施術はさまざまです。
もし今の施術に満足できていない場合は、他の院の情報もチェックしてみましょう。

●整骨院・接骨院選びのポイント

交通事故によるケガは、思っていた以上にダメージが深刻で長引くこともあります。
早期回復を目指すためには、複合的なアプローチが欠かせません。
交通事故施術を得意とする整骨院・接骨院を選びましょう。

当院では、超音波療法やマイクロカレントにも対応しており、身体のトータルケアが可能です。
全身のバランスから見つめ直したい方は、ぜひ当院にご相談ください。

●早期回復のためのポイント

早期回復のためには、まず3つのポイントを実践しましょう。

・患部の安静を保つ

骨折や脱臼のようなケガは、無理に患部を動かすと、さらに損傷が広がったり、骨や関節がずれたままくっついてしまうことがあります。
医療機関に相談のうえ、 患部の状態が良くなるまでは安静を保ちましょう。

・施術を早期に開始する

交通事故によるケガは、とくに初動が大切です。
対処が遅れてしまうと、長引いたり後遺症が残ったりする可能性があります。

そのため、早めに整骨院・接骨院に相談し、施術を開始しましょう。

・自己判断で通院をやめたり中断しない

なかには、施術を受けても回復している感覚がなく、通院のモチベーションを保てないという方もいます。
しかし、自己判断で通院をやめたり中断したりすると、回復が遅れたり、保険請求ができなくなる可能性があります。

身体へのダメージを十分にケアできるまでは、医師の指示に従い、最後まで通院しましょう。